マリアの庭の入り口をいつも静かに見守ってくれているモッコウバラが一番にスタートをきり、その輝くような白く小さな花々が許された時を終え散っていく中、大輪のピンク色のつる薔薇たちが後を引き継いでいきます。そしてまた盛りが過ぎようとしている今、最後に遅咲きの小輪の可憐な薔薇たちが出番を待ちわびながら蕾を膨らませて待っているのです。
薔薇の花からは愛のエネルギーが溢れています。数ある花々の中でもその暖かく純粋な愛のエネルギーは特別なもののように感じられます。「ただそこにある愛」に圧倒されるのです。愛のエネルギーって何なのでしょう。静かな喜びに満ちた存在から自然に溢れ出て、周りのものすべてを幸せな感覚で満たすもの、とでもいうのでしょうか。溢れ出たものだから何も奪わない、欲しないし期待もしない。ただ皆を幸せにして何かしらの気付きを与え、そこからまた誰かに、何かに暖かいものが伝わっていくのです。
「薔薇のリーディング」という手法があります。サロンにおみえになったかたを薔薇の花にたとえて現在の状況をリーディングしていきます。花びらの色や様子、茎や根や植わっている大地の状態、太陽(ご自身の魂)との位置関係などから、様々な情報を読み取り、ご自身の人生を創り上げていくためのヒントをお伝えしていくのです。「薔薇のリーディング」という名前にもかかわらず、一般的にイメージされるようなふわっとした薔薇の花が見えてきたことが実は一度もありません。薔薇よりは百合に近いような…。どう見ても植物とは思えない姿のこともたくさんあります。どうして「薔薇の…」なのだろう?と考えました。薔薇が愛の象徴ならばこれは「愛のリーディング」ということ。お一人お一人が「愛」そのものであって「愛=自分」なのだと知るためのリーディングだからなのかな、となんとなく私は感じています。
自らが何者なのかを知り、ただ認め、魂の喜ぶことに従い自信をつけていく。自主独立し満ち足りていれば、あなたが存在するだけで自然に愛が溢れ出ていきます。愛がない世界に自分は生きていると感じるのならば、ご自身の幸せゲージをいっぱいにすればいいのです。
あなたから愛は溢れ出ていますか?
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